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「きょうすけ?どうしたの?」
「悪い。ちょっと俺、行くとこあるから行くわ」
「え?あ、ちょっと……!」
女の手を振りほどき俺はクラブを出る
「おい、俺が今からお前のところに行くから動かずにそこで待ってろ
………電話切るんじゃねぇぞ」
「は、はいっ!わかりましたっ」
「まず、お前の住んでるところはどこだ?
俺の高校から近いのか?」
どうせガキの足だ。家から走っても大して遠くは行ってないだろう
「あ、はいっ!そうですっ
俺の家はその近くにあります」
「そうか。なら、目印が何かあるか?」
クラブは駅前だったから歩けばすぐに高校に着く
早足で高校のところへ向かった
空はもう暗くなってきて、ここら辺に学生は1人も通っていなかった
「えっと、近くに川があって…大きなビルが見えます
あと、めっちゃ小さいですけど公園がありますっ」
川、大きなビル、近くに小さな公園……
「わかった。今からそこに行くから待ってろ」
そう言って俺は携帯を切らずにそのまま走る
(場所はわかった。きっとアイツはあそこにいるはず……)
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