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よんじゅうろく。
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まだ暖かな感触がこの手に残ってる
確認するように自らの手をギュッと握った
(何故だろう……)
すげぇ、安心する
「しーーんーーどーーうーーーさーーーんっ!!
これで誰が一番ヒコーキを長く飛べせるか競いませんかっ!」
遠くで俺を呼ぶ小さなアイツ
両手で俺の教材を一冊手に取り、空に掲げていた
「馬鹿野郎!それ俺の教材だろうがっ!!」
そう言って俺はアイツの元へ走る
側に行ってアイツを見下ろした
「だが、1冊だけなら競ってもいいぞ。
絶対俺が勝つけど」
余裕の笑みを浮かべる俺にマコは怒ったような顔をして反抗する
「なっ!それなら俺だって勝てる自信ありますよ!」
イーー!っとジタバタ地団駄を踏むあいつの姿に俺は笑った
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