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ろく。
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*
「マコ」
図書館が近くなってきて、急に新道さんが俺の名前を呼んだ
地面を見ていた視線を彼の方へ移すと、新道さんは振り返らずそのまま前を向いていた
「夏休みに、お前が俺にしてくれた事………覚えてるか?」
「はい。
一緒に紙飛行機、飛ばしましたよね」
「……俺さ、お前との夏祭りから帰ってきた後に解体した問題用紙を解いたんだよ
そうしたら……普通に集中して勉強ができたんだ」
「えっ、」
思いのよらない言葉に俺は言葉が詰まる
(それって………)
「俺、もう勉強のスランプが無くなったみたいだわ」
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