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なな。
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*
その言葉を聞いた瞬間、俺は頭が真っ白になった
(マコが、転校?)
信じられない。だってアイツが俺に何も言わず何処かへ行くなんてこと絶対にありえないと思っていたのに
心の中で焦る気持ちが膨らんでいく中、俺は拳を強く握りしめる
(……落ち着け。狼狽えては駄目だ)
まず何処に転校したかその場所だけでも情報を掴まなければ……
「おい、お前。ソイツは一体何処に転校した?」
「え、ちょっと…!」
裕二をどかし急に現れた俺に少年は驚いていたが、彼は素直に俺の質問を聞き入れた
「えっと……それが分からないんです。
アイツ、他の奴らが何回聞いても転校先とかぜんぜん答えてくれなかったんで……」
なんだよそれ
「あっ……恭ちゃんっ!?」
俺は少年に背を向けマコの家に向かって走り出した
携帯を取り出し、彼の番号に電話をかける
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