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ご。
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ある日の放課後の帰り道。
俺はいつものように彼らにランドセルを持たされて帰路を歩いていた
「 なにしてんだ早く歩けよ!歩くの遅えぞ!」
ドンッと1人の男子が自分のランドセルを足蹴りする。よろめきそうになりながらも何とか耐えて後ろにいる彼に謝った
「ご……ごめん」
「ったく、この役立たず!のろま!」
近くで彼が叫ぶ。その拍子に彼の唾が飛び俺の頬についた
(最悪……)
心の中でそう呟きながら頑張って俺は荷物を運ぶ
「ほんと、お前弱っちぃよな。俺たちの荷物だけでこんなに歩くのが遅くなるなんてさ〜
稲木は女の子みたいにひ弱だな〜」
「ほんとほんと」
「まじで男なのかよ」
「お前、本当は女なんだろ?」
あははっと3人の男子が皆俺をあざ笑う。止まらない罵声で泣きそうになるのをグッと堪えながら俺は重い荷物を持って足を前に進もうとした
「だったら、お前たちの方がよっぽどひ弱で女っぽいんじゃねぇの?」
(え……。)
後ろから明らかに違う低い声して振り向くと、そこに立っていたのは1人の男子高校生。
それが、新道さんだったんだ
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