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ろく。
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*
「お前ら3人、荷物一個も持てなくて全部アイツに任せてるんだろ?
だったらお前らの方がよっぽどひ弱じゃねぇか。」
彼は俺を囲んでいる三人組の男子の元に近づいてきて見下ろす
「えっと……」
「それは……そのぉ……」
「コイツをひ弱だなんだ言うならその前に自分の荷物くらい自分で荷物持ったらどうなんだよ。
女じゃあるまいし……情けねぇな」
「は、はぁっ!?」
「……お、お前に関係無いだろっ!」
「そうだよっ!これは俺たちの問題……「あ"ぁ?」
ヒッ……!!」
「年上に向かってタメ口で話すんじゃねぇよ……」
ギロリと彼がその3人を睨みつけると、彼らは顔を青ざめ俺が持っていたランドセルたちを奪う
「あっ……」
「「「す、すみませんでしたーーーーー!」」」
そして彼らは大声で叫びながら全速力で何処かへ走り去ってしまった
「…………。」
いきなりの出来事で呆然と立ち尽くす俺
ポンっ
「!!」
いきなり頭に手を置かれた
驚いて見上げるとそこには彼の姿が……
「突然乱入してごめんな。アイツら見てたらなんだか無性にイラついたからさ
言っとくけどお前、全然女々しくないと思うぞ。むしろあんな重そうな荷物を3つも持つなんてすごい」
「え? わっ……」
クシャクシャに俺の頭を掻き回す彼
どうやら俺の頭を撫でているようだ
「だから自分に自信持て」
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