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代わり者
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戻ってきたよーヾ(*´∀`*)ノ
「それからのことはあんまり覚えてないんだ、気がついた時には父さんがすべて処理してくれてて。」
話し終わってふぅと一息つく
何も返ってこないので少し不安になり爾宮の表情を横目で確認する
んwwwwブフッwwwな、なんかww( ˙-˙ )真顔wwにあわねぇww
「ちょっ、慧ちゃん人の顔見て笑わんといてやww」
「ふへへ・・・うぅっ」
笑いがおさまったと思った無意識に涙が頬を伝う
そんな俺様の肩を寄せて何も言わず頭を撫でてくる爾宮にはかなわないと思った・・・
「失礼なこと聞くようやけど今の峯岸くんは慧ちゃんと兄弟って感じせーへんかったけど・・・」
「あぁ、幸さんが亡くなった後和晴は祖父母に預けられて俺様とは離れ離れになって・・・つぎに会ったときは10歳のとき。俺様のことも幸さんのことも全部忘れてしまったんだ和晴は・・・・」
子供には受け入れがたい現実ばかり。和晴の身体は受け入れずリセットすることを選んだんだ・・・それもこれも全部俺様のせい
「でも、なんであのマリモ野郎にばバレたんだろ」
「あー、たしかあいつ警察に親戚がおるとかおらんとかー」
まじかよ、くそっ!!てかその親戚もなにしゃべっちゃってんのwwww警察ww
「まぁ、バレたなら仕方ないよな」
「慧ちゃん軽すぎwww」
バレたら仕方ない・・・てか、バレたらまずいことをした俺様のほうが馬鹿だと思うわけですよww
「慧ちゃんなんかスッキリしとりますなぁw」
「うるさいwでも、こんな話聴いてくれてありがとうな」
俺様は誰かにこの重荷のようなものを一緒に背負ってもらいたかった
「多分さ自分にかかった負担を減らしたかったんだと思う。最低だよね。現実逃避、罪逃れって感じなのかな」
「さよか。でもそんな大切な話をわしにしてくれるなんて期待させるねー慧ちゃんは。まぁ、こんなわしでよければ墓場までその荷物慧ちゃんと一緒にはこんだんで」
な、なんかこれって・・・
「告白みたいだなぁ、なんて///」
自分で言っときながら顔が熱くなっていくのがわかる
「・・・・告白っていうかプロポーズのつもりやで」
当たり前のような顔をして爾宮は俺様の左手をとり薬指にキスをする
ひ、左手の薬指って////
「慧ちゃん真っ赤wwゆでだこみたいやでw」
爾宮の笑い声にハッとして手をひく
「で、返事はもらえるんかな?」
その言葉を聴いたら和晴の姿を思い浮かべてしまう。俺様はそんな最低な奴なのである
「無理だよ」
「なんで?」
「代わりにしちゃうから」
「ええよ別に。」
え?え、え??
「いや、よくないだろ!?」
「ええよー、"今"はな」
「えー、爾宮のこと好きになる自信ないww」
「わしにまかせとき!!すぐに慧ちゃんに『好き』って言わせたるわ!!!!」
先ほど爾宮に口付けされた左手の薬指をみる
爾宮と俺様が・・・・/////!?
考えただけなのに口付けされた場所がジリジリと熱を持っていく感覚がする
「ま、まぁ、それなら頑張ってみてくださいよ///・・・ダーリンwwww」
「おうwまかしときマイハニーwwwww」
こうして俺様は爾宮を代わり者にする。
けど、いつか。そう遠くない未来ではお前を好きでいられたらいいのに、なんて考えてしまう今日このごろです。
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