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放課後ちょこれーと
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「はい」
椅子に座って、おもむろにチョコを用意する真山。
机の上には、おいしそうなお菓子が並ぶ。
(まったりする気満々じゃねぇか…)
今日は早めに帰りたいという俺の望みは、どうやら叶いそうにない。
ので、諦めて隣の椅子に座る。
それにしても、今日はチョコをよくもらう日だな…。
「これがおいしかったからあげる」
「サンキュ」
「あとこれも」
「おぅ」
「あーん」
「早いな!?」
あーんまでの流れが鮮やかすぎるよ。
変なとこでスキルアップしてんじゃねぇよ。
「あーん」
「…………」
仕方なく口を開ける。
すげー推してくる真山も真山だけど、未だに慣れない俺もどうかしてると思う。
でも、恥ずかしいもんは恥ずかしいんだよ。
「おいしい?」
「おいしい…」
「そう」
嬉しそうに笑いながら、俺の頬に触れる。
指先はやっぱり冷たくて、思わず手を握った。
驚いたように俺を見る真山。
「どうしたの?」
「いや、手冷たいから…」
「いつものことなのに」
「しょうがとか摂ったほうがいいんじゃねぇの」
「しょうが嫌い」
「えぇー…」
ここにきて好き嫌い?
まさかの?
子どもか。
「藤川は、あーんしてくれないの?」
「え…してほしいの?」
「うん」
「じゃあ…」
包みを開けてチョコを取り出す。
あーんしてもらうよりは、する側のほうが遥かにマシ…っていうかドキドキしなくてすむよね。
「あーん」
「あー」
ぱくっとチョコを口に含む真山。
俺の指ごと。
「え、ちょっ…真山?」
「ん?」
真山の舌が、チョコそっちのけで俺の指に絡まる。
強めに噛まれてるせいで、指を引き抜くこともできない。
「なっ…なに、真山…?」
やばい、なんかヘンだ。
指は唾液で濡れていく。
なんかくすぐったくて、背中のほうまでぞわぞわする。
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