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授業が終わって放課後
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「じゃーな藤川!」
「んー」
あの後、いつも通り授業を終えて、いつも通り駅に向かった。
ちなみに、バイトしたいから部活はやってないんだけど、今日はバイトも入ってないので直帰。
帰ったら速攻で昼寝したい。
(……あ)
真山だ。
たまにこうやって、帰りの電車で一緒になる。
家は、真山の方が学校から近いみたいだ。
俺だって毎朝あと10分くらい寝てたいのにずるい。
でも、こればっかりはどうしようもない。
(まぁ、帰りの電車が一緒だろうと別に何もないんだけど)
何もないけど、特に避ける理由もないので、階段から一番近い乗り場(真山のちょっと後ろ)で電車を待った。
なんとなく真山を見る。
背筋が伸びてて、脚が長くて…意外とスタイルいいなぁってぼんやり考えてたら電車が来た。
(…ねむい……)
時間帯的に空いてる電車だったから座れたんだけど、知らないうちにうとうとしてたらしい。
完全に目が覚めた頃には、家の近くの駅に着いていた。
ホームに降りて、あくびを噛み殺しながら駅を出た。
「…おぉー…」
すげーきれいな夕焼け。
日が落ちるのが早くなったなぁって思いながら、家に向かってゆっくり歩く。
もう秋だ。
「…っ…くしゅん」
…うん。秋だわ。
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