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真山くんの行動理由について
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その後、右側のピアスと指輪も取って、付けていたアクセサリーは全部外した。
真山に「取ってあげる」って言われたけど、丁重にお断りする。
「ていうかお前さ…耳も指もなんか、触り方が……」
無駄にエロいっていうか何ていうか。
それに、アクセサリー外すだけなら抱きしめる必要は無かったよな?
「あぁ…ピアスなんて触ったことないから、外し方がわからなくて」
「…あぁ…そうですか……」
だからあんなに耳元を見てたのか。
まぁ、そうだよな…真山だもんな……。
「痛くなかったか?」
「あー、うん。大丈夫」
「そうか。よかった」
「…最初に頭撫でたのは何?」
「あぁ、あれは…ちゃんと一人でベッドに戻れたみたいだったから。よくできました」
改めて頭を撫でられる。
さっきいろいろ触られたことを思い出して、気まずくなって目を逸らす。
「…じゃあ、抱きしめたのは何なの」
小さな声で尋ねると、また抱きしめられてしまった。
何なんだこいつは。
「藤川が動くから。ピアス外してるときに不用意に動いたら危ないだろ」
子どもを諭すみたいに言って、また俺の頭を撫でる。
どうせそんなことだろうと思ってた。
わかってたけど。
「……あっそ」
そうですね。
危ないですね。
なんか…俺だけ変に緊張してバカみたいだ。
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