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シャワー
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「藤川」
「…あ……片付けありがと」
「うん」
平静を装って、部屋に戻ってきた真山にお礼を言う。
ぽすっとベッドに座って、また俺の頭を撫でる。
「寒くないか?」
「うん」
「ちゃんと薬飲んだ?」
「飲んだ」
「そうか」
「うん……」
大人しく真山に頭を撫でられていると、気持ちよくてぼーっとしてくる。
くすりと微笑む真山。
やっぱり子ども扱いされてる気がする。
「そうだ、シャワー浴びる?」
「え…いいよ、悪いし」
「いいよ、使っても。着替え貸すし」
「へ……?」
着替え?って、パジャマ?
真山の?
「っ…いいよ、それは!悪いし!」
「なんで?今さら気にしなくていいだろ」
不思議そうに俺を見る真山。
でも、気にしないなんて無理だ。
「…いい……」
「ちゃんと体あっためないと、治るものも治らないぞ」
「………」
「なんでむぅってするの」
まただ。
困ったように笑って、あやすように俺の頬を撫でる。
顔が熱くなって、何も言えなくなる。
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