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及岩の場合(2)
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薬を飲んでから俺はふと気づいたのだが、皆ここで駄べっていていいのだろうか?
「おい、及川達まだ居て平気なのか?練習は?」
「あー、さっき国見ちゃんも生理になっちゃってさぁ。しかも軽く貧血気味だしそろそろ下校の時間だからって監督がお開きにしてくれたんだよ」
「それで俺と松つんも来たって訳さ✨」
「そーゆー事だから気にすんな岩泉」
「そーか、なら別にいい。」
「うん。それより岩ちゃんそろそろ下校時間だけど帰れそう?」
「嗚呼、多分大丈夫だ。」
それから荷支度をして廊下を歩いていたらいきなり花巻がこう言いだした。
「それにしても岩泉も国見も生理とか、俺もなんか腹痛いし2人の生理移りそうだわ。。。
やだなー、俺も生理痛酷いからバレーするのしんどくなるし(しょぼん…)」
その言葉に同意しようとすると松川が口を開いた。
「発情期は止められても生理は止められないからなぁ・・・」
と言った。
実は花巻と松川はつい最近番になった。
正直俺は、まだ及川の番になる事を選ぶ事が出来ず悩んで居るのだが花巻が番になった感じとか色々教えてくれるから及川の事も最近真剣に考えられる様になった。本当にいいチームメイトを持ったと思う。花巻もいい奴だけど今の松川の発言に松川もちゃんと花巻の事を考えて居るんだなと思って少し羨ましく思い及川の方を少し見て俺は目を逸らした。
及川はそんな俺を見て考える様な表情をしながら少し辛そうに微笑んできた。
「松つんいつも俺の事考えてくれてありがと/// 俺、松つんとの子供ちゃんと産めるように生理頑張るよ、、、だから松つんも、俺のこと、支えて・・・?」
そんな俺と及川に気づいて無い花巻と松川は話をすすめていた。
松川は花巻の気持ちを聞くと少し涙目になりながら
「貴大・・・ありがとな。」
と言って花巻の頭を優しくなでた。その後二人は俺らとは別方向なので帰って行った。
俺はそんな二人をなんとも言えない気持ちで見ていた。
それは及川も一緒だった。
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