アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
②可愛い息子
-
「たくちゃーん朝だよ〜!起きて〜」
「んー、もうちょっと寝かせてー...zzZ」
今日もたくちゃんは可愛い!!
寝顔も最高!
はぁ、俺のたくちゃん
チューしたい
「ちゅ〜う〜」
バシッ__。
「痛いっ!」
「丸聞こえだってバカ親父。」
「親父?!パパって呼びなさいっ!!!」
まったく、可愛い顔なのに口が悪いなぁ
たくちゃんは高校2年生
俺が大切に育ててきた子だ
だから、誰にも渡したくない。
彼氏なんてもってのほか!!
昔から変な虫は俺が追い払ってきた
「んじゃ、行ってきまーす」
「気をつけてね!まっすぐ帰っておいで!!」
「はいはーい」
「たくちゃん!」
チュッ_
「行ってらっしゃい☆」
たくちゃんはキスをするとかならず顔が赤くなる
可愛いー!!!
もう、おわかりでしょうが
親バカです__。
世界一親バカです。
さて、俺もそろそろ仕事に行かなくちゃ
そんな俺の仕事とは・・・
こう見えても、
保健室の先生です____
意外でしょ?(笑)
「ふんふふ〜ん♪」
「こんにちわ、ナルミヤ先生」
「あぁ、こんにちわカンザキ先生、」
ゔぇっ、でたカンザキィ
もー、朝からアンタの顔なんて見たくないわ・・・。
コイツとは高校生の時に出会って俺の先輩だった
その頃からお尻を触られたりいろいろセクハラを受けていた
誰にも相談せずずっと耐えてスルーしていた
コイツが卒業して喜んでいたら
就職先でばったり出会ってしまった、
もぅ、ほんとついてない
早く死んでくれないかしら。
赤信号を青信号だと思って渡ってくれないかしら?
はぁ。
早く帰ってたくちゃんに会いたい
たくちゃ〜ん。
「どうかされました?」
「いえ、何も。それでは失礼します」ニコッ
さっさと去ろうとしたら
いきなり腕を掴まれた
「なんですか?」
「今日の放課後お時間ありますか?」
「(アンタにあげる)時間がないんで、
失礼します。」
《保健室》
ガラッ____。
「だぁーー、もう!!いちいち絡んでくんなっつーの!」
シャーーッ__。
「またカンザキ?」
「そーよ!!てかクロイさっさと教室行かないと授業始まっぞ!」
「ダルいー、休ませて〜」
こいつはウチの学校の不良、
よく保健室に休みにくるせいで仲良くなった
「ここはケガした人が来るとこよ!」
「なぁ、やっぱその喋り方やめたら?
そのカッコイイ顔に似合わないぜ?」
「うるせーよ、クソガキが
好きでこーしてんの!」
「へぇ〜、もったいねぇーのっ」
そもそもこの喋り方は俺だって好きでこうしてるわけじゃない
たんなる害虫よけだ
害虫=カンザキ
カンザキ=害虫
その害虫よけの為に喋り方を本人の前だけで使う行為は作戦失敗になりそうなので日頃から使う事にした、
自分でもキモい事くらいわかってる。
たくちゃんだってキモいと思ってるかもしれない、
でもたくちゃんは、
「きょうやが良いなら良いんじゃない?」
って言ってくれた!
たくちゃん可愛すぎ!!!!!
しかもその時名前で呼んでくれたし☆
幸せ〜!!
「ふんふふ〜♪」
「なーにニヤニヤしてんの?きょう先生」
「ひみつー!」
一方その頃たくみの学校では__
「へっくしゅん、」
ゔゔーっ、寒気が。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 28