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⑤子
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これは天使と悪魔の物語
俺は悪魔、って言ってもまだまだ見習いだけどな
いつかこの世界で一番の悪魔になってみせる
「はぁ〜、見習いだらかってこき使うなよな」
疲れて岩に腰掛けてたら
目の前にフワフワしてて凄く輝いている謎の物を見つけた
「なんだこれ?」
「ぐすん・・うっ・・ぐすんっ」
誰かの鳴き声がする
「おい、誰かいるのか?どうした?怪我でもしてんのか?」
「こっちだよ、」
「おい!どこだ?!」
バンッ!!___
急に後ろから殴られ
視界が真っ暗になる
「うっ!?・・・」
バタン__
「早く戻らないと」
誰かが最後にそう言った声が聞こえた
んっ、眩しい・・・
「はっ?!・・ここはどこだ?」
俺はデカい鳥の籠みたいなのに入れられていた
「誰だ!!こんな事をしたのは!!!」
クスクスクスッ
笑い声がする
なんなんだ、どこだよ此処は
それにしても白いし眩しい
暗闇に行きたい・・・
「やぁ!!こんにちは!」
「うわっ?!」
ビックリしたぁ、
なんだこいつ!!白い!?眩しい!!
白い羽をバサバサ降って笑顔で俺を見ている
頭の上には天使の輪
あぁ、なるほどな天使か・・・
実物は俺は初めて見る
「天使の野郎が俺になんか用か?」
「君は自分の状況を理解してないみたいだね。僕が君を此処へ連れてきたんだよ
思っていたよりもかなり簡単に出来たけどね、」クスッ
「俺を馬鹿にしてんのか?
さっさとこっから出せよ
お前なんか俺様の足元にもおよばねぇ!」
「随分と生意気な見習いだね」クスクス
こいつ完全に俺のことナメてる
ちょっと本気見せてやるか
「見習いを馬鹿にすんな
俺はなぁいつかこの世界で一番の悪魔になってやるんだからな!!!」
怒りが込み上げ俺の黒くてデカい羽が広がる
目の色が紫から赤に変わる
俺のお前に対する殺気がわかるか!!!
このデカい鳥の籠なんてな
力ずくで開けれんだよ!!!!!!!
「ん"っ!!・・・・あれ?」
「ん"ん"っ!!?・・・あれ??」
おいおいおいおい
これかなりやばいじゃん俺!!!
「あっはっはっはっはっ!!
君面白い悪魔だね!」
「笑ってんじゃねーよ!早く出せって」
「てゆーかさっきから出せって言うけど最初っからドア開いてるよ?」
なっ!?
俺を馬鹿にし過ぎだろっ!!
デカい鳥の籠から出て、
帰ろうと飛んで外に向かった瞬間
ビィンッ!?__
跳ね返された!
なんだこれ外に出れねぇ
「おい!天使!!なんだこれは?!」
天使の癖に腹抱えて笑ってやがる!!!
「もぉ、面白過ぎでしょ?!君」
外を見て思ったけど
此処、天界じゃん!!
帰り道知らねーよ!
「さすがにもうわかった?
君は此処から一生帰れない」
全然笑えねぇよ。
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