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休日返上実習
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クチッヌチュッ
いやらしい音が響く
それに混ざるように先生の綺麗な声が甘く掠れた高い喘ぎが重なる
「はぁっ…ぁあっ……んっ…あうっ」
「先生…好きだ」
「んーーーっ……ぁあっ!ああっん!」
先生の耳元で気持ちを告げる
ずるいな俺
今言っても答えられないことわかっててどさくさに紛れて言うんだから
先生の中がギュッとしまった
俺のペニスを一際強く締め付けられて
思わず腰を激しく動かしてしまう
パンパンと先生と俺の肌がぶつかり合う音が響いて興奮が高まる
本当に先生の中に俺のものがあるんだと思うと胸が熱くなった
「っ…先生、出そうっ」
「ぁあっ!だ…め…っ」
「ーーっ」
「んぁあっ!ああっ!」
先生のチンコを激しく扱きあげると中がうねうねと動き出し痙攣をした
その刺激と同時に俺も先生の中で白濁液を吐き出すと先生も続いて絶頂を迎える
「んーーーっ」
「っ…せんせ……、っ」
数度腰をうちつけて先生の上に覆いかぶさるようにして横たわる
はぁはぁとお互い息が乱れて先生の心臓がドクドクと煩く鳴り響いているのが肌を通して伝わってきた
未だに手首を後ろで拘束されたままでいる先生の中からペニスを抜くとくったりしている先生のネクタイを解く
両手に赤く擦り傷ができていて胸がいたんだ
「………っ…先生…赤くなってる」
「……離して…下さい」
「…………」
先生は震える体で俺から距離をとる
そりゃそうかレイプと同じ事を俺はしたんだから
「……………」
「………………」
部屋の中に沈黙が広がる
シーツの擦れる音がして前を見ると
先生が立ち上がりベットからおりた
「………シャワーを…浴びてきます…」
「…………っ」
「……」
今さっきの行為を終えてすぐに来るこの淡々とした言葉と時間たち
さっきまで無理矢理体を重ね合わせていたのが嘘みたいだ
もっと俺を責めたりとか否定したりとか傷つけたりとかねーのかよ…
それとも敢えてのこれが俺への仕返しなのだろうか
グルグルと考えに頭を悩ませながら自分の欲を吐き出したゴムを抜き取り捨てる
俺も服を着直して鞄を取りにリビングへと向かった
先生は緩く腰辺りまであるオフホワイトのニットだけで廊下を歩いて俺がいるリビングへくる
暗い寝室と違い明るい電気のした先生を見て心臓がひねり潰される気がした
目の淵が赤く染まっていて俺がつけた首元のキスマークは痛々しい
そう思っているのに心の隅では襲われた後にも関わらずズボンも、ましてや下着さえ履かないで細く綺麗な男とは思えない生脚を晒して隙だらけの先生にまた欲情が芽生える
これじゃあ理性云々の前にただの猿じゃねーかよ…
鞄を掴む手が自然と強まりいつの間にか強く握り締めていた
「…………月乃くん」
「なんだよ」
「…どこ…行くんですか…?」
「……どこって帰るに決まってんだろ」
「帰るって………もうこんなに遅いのに…」
「は?遅いって言ったって0時過ぎただけだろ」
「電車ももうないかもしれないじゃないですか…?」
「なかったら歩いて帰れる」
「歩いて…?!」
「先生の家と俺の家歩いて少しなんだよ、ひと駅しか変わんねぇ」
「ひと駅もあるなら十分遠いですよっ!」
「………あのなぁ、俺は先生と居たら気まずいと思って帰るって言ってんだよ」
「気まずい…………月乃くん気まずいんですか…?」
「はぁ?俺も気まずいけど……それ以前に先生だろ気まずいのは」
「……………ぃです」
俺の言葉に俯く先生が何かを答えているが聞こえない
「…はぁ、とりあえず俺帰るから…無理にして悪かった…あんたといたらもっと酷いことしそうだから、俺帰るよ」
俯く先生の横を通り今更ふざけんなと言われてもおかしくないが一度謝った
俺だって自分のしたことが物凄く取り返しのつかないことだなんてわかってる
それにきっともうこれで嫌われただろ
でも構わない
どうでも思われないくらいなら嫌いって思われてる方が先生に見てもらってる気がする
俺って本当クズだな…
傷つけてまで自分を見て欲しいだなんて…
自分の幼い軽い考えと弱さに呆れながら靴を履いてる時思いきりカーディガンを引っ張られた
グンっと背中側を後ろに引かれて体がよろめく
「ッ!あ、ぶね」
「――っ」
「ちょ、先生なんだよ…俺の事殴りたい?」
勿論俺を後ろに引っ張ったのは先生で
振り向く俺のカーディガンを未だに引っ張って両手で掴んだまま下を向き離さない
なんだよ…つーかカーディガン伸びる…
「………先生」
「帰ったら本当に怒ります」
「は?意味わから」
「良いですか!帰ったら怒りますからね」
キッと俺を睨みあげて言う先生に渋々抵抗の手を離す
「教師としてこんな遅い時間出歩かせることは許しません」
「…………あぁそう言う事…」
全ては教師である責任ね
俺は先生の言いたいことに納得すると頷きもうなるようになれと身を委ねた
俺が帰る気がない事が伝わったのか先生は俺から離れてそのままお風呂へと向かう
俺も靴を脱ぎリビングに戻るとソファでぼんやりしていた
瞼を閉じていたせいか眠気が襲ってきてお風呂上がりの先生に起こされる
寝起きの悪い俺は何かを言っている先生に連れられるまま寝室へと向かいベットへと寝かされた
石鹸の香り…
この匂い俺好きだ
飾り気のない先生からいつも漂う清潔感漂ういい匂い
寝ぼけ眼なまま離れいく先生の腕を掴み引き寄せた
よろめいた先生を無理矢理腕の中に閉じ込めて項に顔をうずめる
「…ん…せんせ………いいにお…い」
むにゃむにゃと夢なのか現実なのかわからないほわほわとした体の意識の中呟くと何かを先生が言っていたが聞こえなかった
俺はそのまま先生を腕に抱きしめたまま深く深く眠りについたのだった
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