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二十歳と慣れた広さと(湊視線)
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人を招くのは久しぶりな事だ
なんていったって俺はホストをしてる訳で
そこまで金が大量に入るわけでも無い
なのにこんな家に住んでるんだからおかしな話だ。
親父が社長の事をいい事に暮らしには不便しなかった
だけどそれを理由に仕事をしないなんて嫌だ
と思ったけど頭良くないし特技なんて見当たらないし
結局俺はこんな仕事についた(顔はいけてると自分で思ってるのはここだけの話)
弟はいつも俺を慕ってくれてていい子だ
頭もよくて、俺とは反対だった
少し捻くれてはいるけれど可愛い奴。
そんな弟と二人暮らしには広すぎる家には必要最低限な物しか置いてない
欲しいものなんてなかったからだ
それに弟がいるし下手に人を呼べなかった
何にしろあいつは俺が友達を呼んだりすると
あたかも不機嫌そうにするからだ
だけど俺は柚木さんをよんだ
彼に興味が湧いたから、というなんとも適当な理由だけれど仕方がない
弟も昔俺が初恋をしていた先輩には懐いていたし、問題ないかな、と思ってたけどだめだった
少し反省しながらも弟を部屋から追い出して柚木さんと二人きりになった
俺が淡々と話続けても柚木さんはずっと頷いて、笑って聞いてくれていた
初対面の男に。
そこで俺は悟った
この人は皆から慕われて、人を引きつけやすいんだろうと。
彼の表情を見つめながら、密かに思った。
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