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三十路と予感
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寒凪君とやたらとさっきから目が合う
俺が見つめ過ぎているのか
それとも彼がやたら俺を見てるのか
自然と視線は彼の胸元らへんへと下がり
頬を少し熱くなった。
すると冷たい手が頬に触れ思わず声をあげた
「ひっ…!?か、寒凪君…!?」
急なことに驚いてオーバーな反応をしてしまって
ごめん、と小さく謝ると
「すいません、ほっぺ赤くて職業病ですかね。」
冗談じみた言葉がかえってくるなり、彼はお触りはしないですけどね、と付け足した
しかし彼の手が離れないのを気にしていた俺に彼は続けた
「そんな可愛い顔しないでもらえませんかね。」
急に低くなる相手の声にびくりと肩が揺れる
思わず相手の手首を掴んで静止を呼び掛けると寒凪君はにやりと口角をあげ微笑んだ
「大丈夫ですよ、柚木さん。」
彼の言葉はあまりにも優しく
とても落ち着く声音だった
黒く鋭い瞳は俺だけをうつし俺を魅力した
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