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三十路と秘密と2
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何故だろう、駄目だとわかっているのに
身体は抵抗しようとしなかった
「やめて…寒凪君……。」
どれだけやめてと言っても身体は動かない
完璧に受け入れる覚悟をしていた
それに彼はくすくすと小さく笑った
「ほんとは望んでるんでしょ、ね?」
「そんなこと…!!」
俺がそう言うと彼はネクタイを緩めまた口付けてきた
薄く開いた俺の唇を押し割って彼の舌が入ってくる
俺はただ目を閉じてそれを受け入れていた
くちゅ、と水音だけが響く無機質な部屋に2人
俺はそれを感じながらただ彼を受け入れ続けた
すると突然彼の手が俺の自身へと伸びている事に気付いた
「っ…!?ん…ちょ、待って…!!」
思わず口を離した俺を不思議そうに彼は見つめていた
しかしその口元は歪んだ弧を描いていた
「はは、駄目ですよ柚木さん、逃げちゃ。」
低く冷たい声に俺は肩を揺らした
何故拒まないのか、何故逃げられないのか
彼の瞳を見つめる度に何かを悟っていった
_______気になる、だけだきっと
そう思いたかった、今は。
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