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久しぶりの女装(アキ)
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晴也は僕に言った。『女装してくれ』と。僕は勿論やってあげた。女装をするのはいつ振りだろう…。
僕は前に春馬と女装をして10回以上やったことがあった。もう、それも遠い昔だ。
「…はる…ま…。」
「はる、ま?誰だそれ?アキ、どうして泣いてるんだ?」
僕はいつの間にか泣いていた。春間の事を思い出して…
それに、晴也に春馬という言葉を聞かれてしまった。
「だ、大丈夫だよ!あと、僕はるまとか言ってないよ?明日ははるまきにしたいなーって思って…えへへ」
「そうか、じゃあ明日ははるまきだな。」
「うん!」
晴也が優しくて本当に良かった。明日は頑張ってはるまきを作ろう。
「それじゃあ、僕はヴァンパイア集会に行ってくるね。おやすみ、晴也。」
そう言うと僕は大空へと旅立った。
「おぅっ!アキじゃん、久しぶり~。元気にしてた?」
マイルにそう言われ、僕は頷く。マイルによるともうすぐ始まるらしい。僕は席について皆の顔を見てみる。よく見るとヴァンパイアって人に好かれるような顔をしていると思う。僕みたいな年代には女顔の子が多い。人に寄りつくためにこういう顔立ちになったのだろう、と推測した。
「えー、それではヴァンパイア集会を始めます。初めに、人間の…」
ヴァンパイア集会が始まった。僕は目線を下に向けた。
―なんでこう、ヴァンパイアには女の子がいないんだろう。女の子がいれば、僕も人間みたいに普通の恋愛が出来たのかな…。まぁ、今は今の生活が気に入ってるけど…―
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