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酔っ払いの買い物
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その週の土曜日、午後近くまでウトウトしていたところに、誰かが玄関のチャイムを鳴らした。
なんだろうと思いつつドアを開けると、小さな荷物を持った配達員が立っていた。
荷物?誰からだろう?
差出人を見ても、どこかの会社名の様で特に見覚えがない。
荷物を受け取って部屋に戻り、中身を確認する。
「!?!?」
中に入っていたのは、ローションとコンドームと、バイブだった。
一人暮らしのアパートだから誰にも見られていないのに、俺は慌てて箱を閉じた。
なな何!これ??
何でこんなものが、うちに??
新手の詐欺?イジメ?
うーん、うーん、うー……
その時、テーブルの上のパソコンが目に入る。
…あれ?
記憶をたどる様に、ネットを立ち上げて、閲覧履歴を開いた。
「あ…」
これ送ったの俺だ。
前にオカ達と飲んだ日に、帰って来てから…注文したんだ。
履歴にそれらしいサイトが残ってる。
あの日は完全に酔っていて記憶がまばらで、今の今まで忘れていた。
「どうしよう…」
そもそも、何で注文したんだっけ?
…って、そうだ。
俺、小栗さんと繋がりたいって思ったんだ。
誘うなら俺が受けでしょ?と迷わず思って、練習用に注文した。
確か、アレをケツにいきなり入れようとしても、入らないとかなんとかで…
あぁ、そうだ、やり方も色々調べたんだった…
酔ってない今なら分かるけど、こんなの使ったところで、どうやって小栗さんとそういう事に持ち込むんだよ?
い、入れて?とか、男に言われたら気持ち悪いだろ?
無理!無理ムリムリムリム……
ムリでも、俺、繋がりたいと思っちゃったんだよー!
はぁ〜…
これ、どうしよう…
でもさ、いつか小栗さんと、ゴニョゴニョ…なるかも、と夢見るのは俺の勝手だよね?
ゴクリ…と唾を飲み込んだ。
俺も男の子、開き直れば、下半身は正直です。
それに、好奇心も湧いてきた。
我ながら、男って馬鹿だよね。快感に貪欲で。
せっかく買ったんだし、使わないと、うん、もったいないもんね、うん。
俺はパソコンを立ち上げて、その日の閲覧履歴をクリックしていった。
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