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嫉妬の応酬 …1
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しばらく幻想的な海岸を歩いてから、車に戻った。
車に乗り込んだ直後、小栗さんが俺に覆いかぶさってきた。
「んっ!」
唇を甘噛みするようなキスから始まって、舌で口内を犯される。
手が俺の首筋をなぞり、胸の上を這って、そのまま下腹部に降りて行き、太腿の上を行き来する。
焦らすように足の付け根を撫でた後、俺の中心に手を添えた。
「やっ!…んっ!小栗さ、んッ、待って!…あんっ」
俺が必死でその手を剥がすと、小栗さんがゆっくりと離れた。
「ね?今からうちに来いよ」
街頭の灯りでほんのり見える小栗さんの顔は、明らかにオスの顔だった。
俺が頷くと、身体を起こして無言でシートベルトを閉めた後、車を発進させた。
俺も慌ててシートベルトを着ける。
小栗さん?
何処でスイッチ入ったんだろ?
それからしばらく、車内はBGMの音だけが響いていた。
高速道路に乗り山路を抜けた後、小栗さんが俺の太腿の上に手を乗せてきた。
ゆっくりと撫でられる。
焦らすような動きに、もっと触って欲しいという気持ちになってきた。
でも、小栗さんは運転中…
俺は居たたまれなくなって、小栗さんの手を外そうとしたら、その手をギュっと握られた。
「俺…今スゲぇ耐えてるから。ちょっとくらい許してよ」
小栗さんが前を見たままそう呟いた。
俺が無言で手を離すと、再び太腿を撫でられ、足の付け根で止まった。
あそこに、手が触れそうで…触れてくれない。
「っ!」
期待で俺の中心は熱を持ってくる。
けど、完全な刺激がないので、その熱も中途半端だ。
「俺、情けねーな」
「…え?」
俺が悶々としていると、小栗さんがボソッと口を開いた。
「さっきのナンパに嫉妬したんだよ。
…ッチ。アイツ肩なんか抱きやがって…」
う、うわ…
こんなに感情を出してる小栗さん初めて見た。
ナンパに嫉妬?
だからあの時も見せつけるように俺を抱き寄せたの?
それ、ちょっと…かなり嬉しい。
俺は顔がにやけて来るのが恥ずかしくて、俯いた。
「お前は俺だけを…………
…いや、何でもない」
小栗さんは何か言いかけた後「チッ」と舌打ちをして、俺の手を取った。
その手をグイと引き寄せて、小栗さんの股間に持って行かれた。
「!!」
小栗さんのソコは…なんて言うか…硬くなっていて…
びっくりして手を引いてしまった。
「も、ヤバい。…アイツのせい」
どう言うこと?
俺はドキドキして小栗さんを見た。
街頭に照らされるその横顔からは、小栗さんの気持ちは見えない。
ナンパに嫉妬したから、早く俺とヤりたいって事?
そう思うと、ゾゾゾと腰が震えた。
何かよく分からないけど…小栗さんは俺を求めてくれているんだ。
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