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告白返し …1
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車で15分ほど走って、車は海沿いのホテルに到着した。
なにここ…
ビジネスホテル?にしては、豪華な作り。
「着いたよ。降りて」
小栗さんが後部座席からレザーのトートバッグを取り出して車を降りた。
車を降りて小栗さんに着いて、ホテルのエントランスへ入る。
うわ…すごくキレイな建物…
珍しさにキョロキョロしてたら、フロントでチェックインを済ませたらしい小栗さんが「こっち」と、俺を呼んだ。
慌てて後を着いて行く。
「あの…ここは?」
「ん?今日、泊まるとこ」
小栗さんがエレベーターのボタンを押しながら答えた。
「えっ?あの、でもこのホテルすごく高そうなんですけど…」
「俺が出すから。そういうの、気にするな」
「えっ?でも」
「良いから」
小栗さんがちょっと強めにそう言ったので、俺は何も言えなくなってしまった。
エレベーターの扉が開いて、中に入る。
小栗さんが「22」と書かれたボタンを押した。
…わ、最上階?
扉が閉まる直前にカップルが乗って来た。
「チッ」
え?小栗さん今、カップル見て舌打ちした?
それからエレベーターを降りるまで俺たちは無言だった。
最上階に着いて、俺は小栗さんに続いてエレベーターを降りる。
そうして、ある部屋の前で止まると、小栗さんがカードキーでドアを開けた。
部屋に入ると、奥に全面ガラス張りの窓があって、そこから海が広がっているのが目に入った。
「わ!すごい!」
部屋が高い位置にあるからか、眺めは最高だ。
俺が窓に張り付いて海を見ていたら、小栗さんに後ろから抱きしめられた。
うあ!
「天気が良かったら、もっとキレイだったろうな」
ドキドキする。
き、急にカップルみたいな行動をっっ
水族館にいた時に小栗さんをまとっていたハリウッドオーラは微塵もなくて、逆に今までに感じたことないような甘さを漂わせている。
小栗さんが、俺の頬に手を添えて、俺を振り向かせた。
キレイな顔がゆっくり近付いて来て…
とても優しいキスをされた。
唇が一度離れて、俺の目を見た後、再び唇が近付いた。
角度を変えて、何度も何度も唇をついばまれる。
「んっ…」
気持ち良さで思わず声が漏れた。
それを合図にしたように、徐々に荒々しいキスになっていく。
何かを探るように…
でも、俺を求めてくれているのを感じるキス。
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