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出会いは保健室
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僕は今保健室の前にいます。
僕がこの学校に転校して来て一週間がたった今。まだ教室の場所を全て把握できておりません。
》体育で怪我したんだけど…保健室探して歩き回って靴下が血だらけ……。
》迷ってました。
深呼吸してドアをノックし静かに開ける。
「失礼します。」
保健室のドアを開けると涼しい風が頬にあたる。だが、そこに保健室の先生はいなかった。
》ど…どどどどどーしよう!!先生いない。
ふと、僕の視界にカーテンで仕切られたベッドが入った。
》誰が寝てるのかな……。
起きていたら先生の所在を聞こうと思い静かにカーテンを開ける。と、
「うわぁっ!?」
中にいた男子生徒に腰を掴まれ勢い良くベッドに叩きつけられる。
「いててっ。」
彼の顔が目の前にくる。綺麗な顔立ちをした金髪の男だった。
》ふ…不良?てか、ちょっ!何!?
僕は足をバタつかせるが逃げられない。左足に痛みが走り声が漏れる。
「はっ…///離して……く、下さっ…い。」
小声で言うが彼からは規則正しい寝息が聞こえる。
》えっ!?寝てるの!?
僕は抵抗してもダメだと思い足をバタつかせるのをやめた。相変わらず腰を持たれて身動きがとれない。
整った顔、金髪に右耳にピアスというなんだか不良のような彼。
》からかっているのかなぁ。
「ほっ…本当に寝てるんですか?」
僕はダメ元で話しかけてみる。が、やはり反応がない。それどころか気持ちよさそうに寝ている。
》…本当に寝てる。
と、ふと僕は彼の服に血がついている事に気づく。
》あ…。
僕は自分の手を見る。手には赤い血がついていた。
》僕の血がついちゃったのか…。
何故か僕は冷静だった。
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