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一人という怖さ
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僕が目を覚ましたのは薄暗い時間だった。
「んっ…。」
》熱い…今何時……?
僕は近くに時計を探す。首だけで右を向くと時計が見えた。
》6時…。
朝方だろうか。
薄暗さが残っている。
起き上がろうとすると体に違和感を感じた。
「?」
起き上がろうとするが、手も足も動かない。
「ん…?」
そして体がすごく熱い。
「んんっ??」
僕はやっと手が縛られている事に気づく。
口もタオルのようなもので縛られ喋れない。
》そうだ…変な奴が家に来て……それで…それで?
覚えていないのが現実で。何が起こったかもよくわかっていない。
わかるのは、玄関にいたはずなのに自分の部屋にいることと、何故か手が縛られて、口もタオルのようなもので縛られていることだけだった。
「んー!!」
》ダメだ…動けない。
ドックンドックン
心臓の音がうるさい。
いつもより鼓動が大きく早い。
「んんっー!!」
怖い。得体のしれない恐怖が僕を襲う。
》何で縛られてるんだろう。なんで?
何故の答えは自分じゃ出せる気がしない。
とにかく誰かが車で待たなければ。
》黒咲さん……。
「んーんん!!」
》助けてください…。
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