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黒咲叶翔side
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ー何があったー
全く理解できない俺の馬鹿な頭。
中間期末のボロボロな点数で理解しろなんて馬鹿げてる。
だが、俺でなくてもこの状況は理解し難いだろう。
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俺はもう2度と友達を大切な人を失いたくない。そんな思いから零を助けた。
零は可愛い子だった。
はじめて保健室で会った日。
確実に俺が何かやらかしたはずなのに
『なんでもないです。』
なんて敬語で言うもんだから。不覚にもドキドキした。
それから屋上。
まさか飛び降りようとするなんて。
いまだに理由は聞いていない。
聞けないが正しいのかもしれない。
それから2週間。
一匹狼になってから俺が初めて作った本当の友達。
神原陽翔(かんばら はると)と水嶋零。
こいつらと一緒に過ごしてきて、もう一度友達を作るのも悪くないと思った。
今までこんなに遊んでないというくらい遊んだ。2日に1回程度で色々なところに連れ回された。男の癖に買い物は長い。服屋は楽しかった。ゲーセンは良く行ってたからやってやったりした。
普通に公園とかも行ったし、遊園地や水族館動物園も行った。
こんなに遊んだのは本当に久しぶりで、すごく楽しかった。
神原とは友達いや、親友と言ってもいいくらいに仲良くなった。零ともそうなんだが、俺は零に特別な感情を抱いていた。
友達の好きではない恋愛の好き。
本人には絶対に言えない。
今の関係が壊れてしまいそうで。
いつからか、零にドキドキするようになっていた。
キラキラした笑顔。
嘘偽りのない話。
綺麗な声。
整った顔立ち。
可愛い仕草。
女の子みたいな見た目。
綺麗な体。
触れたら壊れてしまいそうな男の子。
零の全部が大好きになっていた。
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そんな心の整理もままならない今の俺に。
》この状況はチャンスなのか?
大好きな零が誘ってきました。
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