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黒咲叶翔side
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その後は察しの通りです。
結局、はじめの合わせて3回もヤってしまいました。
一緒に風呂に入り零の中に出したものを全部書き出した。
「その…わりぃ。」
時間が経つにつれ、やってしまったという罪悪感が俺を襲う。
「大丈夫です…。」
》あぁぁぁぁ!!罪悪感がぁ!
叫びたい衝動を抑え自分が今何をすべきかを考えようとしたが、考えられるわけもなくとりあえず体を心配した。
「……体、大丈夫か?」
「はい。少しお尻が痛い程度です。」
「そっ、か。」
会話がいまいち繋がらない。
俺は罪悪感を抑えたくて、理性が飛んでしまった自分が恥ずかしくて零に冷たい態度をとってしまう。いつもならもっと抱きしめるくらいするはずなのに、体が動かない。
仮、いや仮じゃないけど男同士、いいようには思わないだろう。
「俺…その、学校に電話入れてくるな。休むって。」
言うとこが見つからず、とりあえず学校を休むことにする。
》電話入れるってなんだ俺……連絡入れるだろ。
動揺しすぎているのが自分でもわかる。
俺が部屋を出ると零は泣き出した。
》…やっぱり、嫌だったのかな。俺、なんかじゃ。最後無理矢理したようなもんじゃん。やっぱ嫌いになるよな。
とりあえず学校へ連絡を、入れる。
詳しいことはまた伝えると桜井に言っておいた。
》零の事は大好きだ。でも、零をあんなに泣かせるなら……もしこの恋が叶ったとしても無理矢理はしない。
「…叶翔っ…叶翔っ……叶翔ぉ!」
零が俺を呼んでいる。
泣きながら俺の名前を呼んでいる。
俺が招いた結果なのに、嫌だったはずなのにまだ俺の事を信じて呼んでくれている。
》もう裏切らないよ。
「零!」
》裏切りたくない。零の気持ちも知らないのにもうあんなことしたくない。
「どーした零。ん?どうしたんだよ…なぁ……そんなに泣くなよ。お前が泣くと俺…心がズキズキすんだよ…なぁ…泣くなよ。」
でっち上げた言葉を俺は心を傷つけながら言う。零が傷つくところは見たくないから。
優しい声をかける。泣いてるのを見るのはズキズキするけど綺麗だから好きんだ。
零を傷つけないように優しく。優しく。
「ごめんなもっと早く助けてやれなくて。約束、したのにな。」
俺の胸にしがみついてワイシャツを握り締めて離さなかった。
泣いてる零を見ていられなかったけど、見たくもなった。心がズキズキしたけどドキドキもした。
感情が複雑過ぎて俺も泣きそうになる。
視界がぼやけてくるが我慢した。泣いてしまったら俺は零に示しがつかない。酷いことをしたのは俺だから。
「泣いていいよ、ね?」
零はずっと泣いていた。
抱きしめていても落ち着かないようで。
泣いている零は世界一可愛かった。
》絶対もう俺の事で泣かせない。
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