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急な転校生1 黒咲叶翔side
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零に犯されてから俺は零と距離をとりはじめていた。
零が悪くない事はわかっていた。
もし、二重人格という推理があっているのだとしたらいつも俺が見ている零が本物でこの零は何も悪くない。
わかっていた。
頭では。
ただ、
「おはようございます。黒咲さん…。」
ビクッ
「っあ……。」
体が拒否反応を起こす。
隣にいる陽翔も不思議そうな顔をする。ここ1週間ずっと。
俺は零に挨拶さえも返せずにいたのだ。
「…黒咲さん?」
》無理だ……。
俺はその場から逃げる。走ってその場から離れる。
「黒咲さん!!!……っ…。」
零の声が聞こえても振り返れない。
傷つけている。
守ると言ったのは自分なのに、どんどん自分が弱くなっていく。何も出来ない。
傷つけたくない。
のに、体の拒否反応を止められない。
》零…ごめん。
俺は外のトイレに駆け込んだ。
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