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消えたい
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「ぁ…っ………ぁ。」
ふらふらと僕はフローリングの床を歩く。
台所へ向かう。
》僕なんかいらない。
》いらない。
》関わるべきじゃなかった。
『あんたのせいで!!』
『あんたなんかいなければ良かったのよ!』
『死ねばいい!』
『いらないわ!何処かへ消えて!二度と私の前に現れないで!』
「……ぁ…。」
もう何も見えない。
僕は真っ暗な闇にいるんだ。
あれ?
あんなところに包丁がある。
そっか。
それでやれば僕は消えれるんだね?
誰にも迷惑かけなくてすむんだね?
僕はこれで消えれる。
最後に謝りたかったな。
ごめんなさい…黒咲さん。
僕は強くなれない。
ザシュッ
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