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相談2 黒咲叶翔side
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「それで?」
「あ、うん。相談したいことがあって…。」
暁の家はとても大きかった。父親が社長らしい。
広い家の二階。
綺麗に片付けられた暁の部屋。
つくなり暁は真剣な顔で俺を見つめてくる。
》真面目な話をしようとしてるのに気づいたのか…。
とことん気がきくやつだと思う。
俺は暁に全てを打ち明けた。
恋人の話は抜きで。
ーー零が自傷行為をするまで後40分ーー
「なるほどね。叶翔は仲直りしたいんだね?その友達がしたことは怒ってないから。」
「うん。きっと二重人格だし、あいつが悪いわけじゃないから。」
》俺にも悪いところあるし…。
暁は俺の頭をわしゃわしゃっと撫でる。
「な、なんだよ///」
「ん?偉かったね。」
「あ、うん……ありがとう。」
暁は一緒についていくから仲直りしたらどうだ?と提案してきた。
》暁がいるなら心強いかも。
そう考えた俺は決心したその日うちに行こうと決めた。
》今行かないとまたくよくよしそうだから。
暁はいつでもいいから行く時は連絡してと言ってくれた。俺は暁を見つめ、
「今から行く。」
と、告げる。
「大丈夫なの?」
「うん。暁もいるし、今行かないと後で後悔しそうだから。」
俺は決心した。
零と仲直りしようと。悪くないのはわかってるからって伝えよう。
そう思っていた。
まさかあんなことになっているなんて。
思いもしなかった。
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