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自慰2
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最近は、週末であっても洸が部屋にいることが多かったため、今ここに自分しか居ないことは何となく居心地が悪く思える。
こんな夜は、起きていても余計なことを考えてしまいそうだった。
タオルで軽く髪を乾かし終えるとさっと眼鏡を外し、普段は二人で眠っているお世辞にも広いとは言えないベッドに滑り込んだ。
…眠れない。
シーツに、掛布に、洸の匂いが残っている。
一人だからか、普段以上にその存在を強く感じてしまう。
そしてそれと同時に、下半身が疼くのがはっきりと分かった。
鈴村は、朝まで帰ってこない。
和人は常夜灯の中ゆっくりと体を起こすとベッドサイドに置いた眼鏡を身に着け、持って帰ってきた開発途中のグッズを鞄の中から取り出した。
今度はベッドの上に座り込んで部屋着の短パンに手を掛け、次いでボクサーパンツも下ろしてしまう。
彼の匂いだけで既に芯を持ち始めているそれに自分でも苦笑いし、小さく息を吐き出してからオナホールを手に取りローション要らずで使えるそれをゆっくりと先端に被せた。
「は…あ、……ッ、ああ……っ」
手を上下に動かす度にぐちゅ、ぐちゅ、と卑猥な音と共に切なげな声が静かな部屋に響く。
弾力のある締め付けと共に敏感な先端を同時に刺激するイボイボの形状は改良品だけのものだ。
更に裏筋もしっかりと刺激するべく大きさや太さが所々で違う細かいヒダを取り付けたのも悪くは無い、と徐々に余裕の無くなっていく頭で和人は思った。
洸ならこれを使う時、どんな表情を見せるだろうか。
気持ちいいと腰を揺らすだろうか。
そんなことを想像しながら先程よりも強い力で擦り上げると自分で動かしているにも関わらずヒッ、と声が上擦り腰が引けてしまう。
このままだとすぐにでも射精できてしまいそうだ。
クチュ、グチュ、と音が徐々に大きくなってゆく。
そしてそれに合わせて興奮も一気に高まる。
「…っは、んん!い、イく……洸…っは、こ、う……ッ!!!」
強い快感に一瞬音が何も聞こえなくなったとほぼ同時に、和人はオナホールの中に熱い精を吐き出していた。
その瞬間、部屋の電気が一気に明るくなる。
和人がビクッと肩を揺らし、小さく息を飲んだ。
丁度絶頂のその時、快楽に夢中で気付かなかったのだ。
洸が帰ってきたことに。
鍵、そうだ、閉めてなかった!
羞恥と混乱と射精後の脱力感で頭が上手く回らなない。
妙に明るく思える部屋の電気にクラクラとする。
和人が固まったまま何も言えずにいると、微かにアルコールの匂いを漂わせながら洸が楽しげに笑みを浮かべた。
「なにエッチなことしてんの、和人くん?」
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