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仕返し5
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再び意識が飛びかけていたのか、心此処に非ずといった状態だった和人を追い込むように洸は激しく奥を突き上げる。
もう、和人にも先程のような余裕は無いようだった。
「あ、ああっ…も、イくっ、アァ…」
奥を抉るようにして腰を動かすと、和人の体が大きく震える。
根元には相変わらずコックリングが嵌ったままで、射精出来るはずもないのに、うわ言のように和人はイク、と繰り返す。
「イきたい?」
繋がったまま答えの分かりきった質問を投げかけると、和人が必死に首を縦に振る。
汗と涙で濡れた表情ですら、変わらず和人は美しかった。
長い前髪を切り、美麗な顔立ちを隠す眼鏡を取ってしまえば、たちまち女性社員は騒ぎ出すに違いないだろう。
社内で見かける彼はいつも地味だったし、彼の美しさを知る者は、きっと同じ部署の中でも一部だけなのだろうと思われた。
それも悪くないか、と洸は一人呟くと悪戯を思いついた子供のような笑みを浮かべて、和人の口内へと人差し指を差し込む。
「う、ふ…っんぅ…」
わざとくちゅくちゅと水音を立てて舌に指を絡ませてやると、和人の頰が朱く染まっていく。
背筋がゾクゾクと震える。口の中がこんなにも感じるなんて、和人は知らなかった。
「ふ、鈴、村ッ…んン…っ」
洸は、指を彼の口内に入れたまま口を開けさせると、腰を深く埋めていきながら唇を重ねて今度はゆっくりと舌を差し込んだ。
ビクッと肩を震わせ、一瞬逃げようとした彼の舌を器用に絡めて強く吸い上げてやると、んん、と苦しげに和人が喘ぐ。
それに煽られるように更に深く舌を入れ、舌先から歯列までたっぷりと堪能した後ようやく唇を離し指を引き抜いてやりながら、言った。
「…洸って呼んでよ」
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