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とある日
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怠惰の真祖、スリーピーアッシュこと"クロ"と契約してから初めての夏休み。
俺、"城田真昼"は家事などに追われながらも、この夏休みを満喫していた。
ある日、
「おい!城田!貴様も、もう夏休みだろう!そんな貴様を、明日からの二泊三日で有栖院家の別荘に招待してやる!」
フンッと上から目線で俺にそう言ったのは、色欲の主人。"有栖院御園"である。
「すみません、真昼くん。御園、今年の夏休みをすごく楽しみにしてたんですよー。初めて友達が出来たので…もし真昼くんさえよければ、行ってあげてもらえませんか?」
コソコソと俺にそう言ったのは、色欲の真祖、オールオブラブこと、"スノウリリィ"。皆は親しみを込めて"リリィ "と呼ぶ。
「ん?何か言ったか、リリィ!」
「いいえ、なんでもありませんよ。」
フフッといつものように微笑んで誤魔化すと、リリィは俺に視線を移して、アイコンタクトしてきた。
分かってる。
と、頷いてから俺は御園に言った。
「ありがとな!御園!もちろん行かせてもらうよ!!」
「そうか、ならいい。」
と、そう言いながら御園は、嬉しそうに、照れたように、また付け加えた。
「時間は、今日の夜にまたメールする。」
携帯を俺の前に出し、御園は自信満々に言った。
「お、おう…。」
というか、御園メール出来るのか?
と思いつつも、明日の準備のために、俺とクロは帰宅することにした。
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