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不器用な友達
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翌日
ピンポーン…
ピンポーンピンポーン!
「はいはい!今でまーす!」
ガチャッ!
「遅い!この僕を10秒以上待たせるな!」
「え⁉︎御園⁉︎‼︎」
「私もいますよー。」
「リリィ!?」
扉の向こうにいた御園は、リードの椅子に座りながら俺に文句を言うと、続けて要件を話し出した。
「んんっ!…今日は僕の家でパーティーを開くんだが、特別に貴様らを招待してやる!」
「は?」
「実は御園ったら、真昼くん達と遊びたくて、御園自らパーティーを計画して準備していたんですー。」
フフフと笑うリリィは何処か嬉しそうにそう話す。
「リリィ‼︎貴様‼︎言うなと言っただろう‼︎」
慌てて御園が掻き消そうとしたが時すでに遅し、俺たちにバレてしまった、俺たちのためのパーティーを計画した御園、準備とか大変だったろうに…。
あぁ、だから昨日はあんなに急いでたのか…。
「ありがとう!御園‼︎すぐ行くよ!」
「あぁ、別に礼を言われる程のことじゃないがな…。」
口角の少し上がった御園の顔は、すごく嬉しそうだった。
まだ準備が残ってるらしく、俺とクロは歩いていくから大丈夫だ、と促すと、御園は残りの仕上げのために先に有栖院家に戻った。
「よし!早く準備して行かないとな…クロー?」
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