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生徒会執行部 8
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「ん....うぅ...」
甘く、柔らかいキス。
ゆっくりと絡まる舌が、もどかしい。
どうしてこんなに、優しいキスなんかするんだよ
ふざけんな、クソ...
前みたいに、俺の事なんか無視して、激しいキスをすればいいのに
どうしてそんなに、なだめるように、全てを拭い去るようなキスなんかするんだ
「...んぅ...」
ちゅ、と軽いリップ音を立て、唇が離れていく。
ああ、もう、離れてしまう
物足りなさを残しながら、熱を持った唇を舐めた。
「....なんだ、そんな顔して。俺の事、誘ってんのか?」
ニヤリ、と笑う銀司さんと目が合い、途端に恥ずかしくなる。
「ち、ちが...ッ!」
そう声を上げると、フフ、と笑い、軽く頭を撫でられた。
「今日はこれで許してやる。でも、次に変な匂いを付けて帰って来たら、許さない」
有無を言わさぬ雰囲気にのまれ、黙り込むと、銀司さんがまた笑った。
「ほら、飯食うぞ」
「...は、はい」
銀司さんが盛り付けてくれているので、静かにイスに座った。
クソ、まだ心臓がうるさい。
どうしちゃったんだよ、俺。
もう、無理やりされたなんて言い訳効かないじゃんか
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