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妖怪化学 10
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ねっとりと、全てを吸い尽くすような、熱いキス。
今日だけはそのキスに応えたくて、銀司さんの舌を追う。
ぬるり、と絡まり合う舌は、もう充分なくらいに熱を持っている。
腰に添えられた銀司さんの手の動き一つ一つに、身体が震える。
ああ、どうしよ
キスだけで普通こんな風になるか?
相手が銀司さんだと、仕方ないのかも
ちゅ...っと軽いリップ音をたて、唇が離れていく。
「.....ぅッ」
首筋に顔を埋められ、思わず息が漏れる。
「金木犀の香りがする」
かかる吐息、掠める唇。
「んぅ...ッ....きん、もくせい?」
その全てが、熱に変わっていく。
「若葉は、興奮すると金木犀の香りがする」
「んぁッ...ぅ....」
舌先でツツツ....と首筋を撫でられただけで、はしたない声が出てしまう。
ていうか、何だよ、それ
興奮すると金木犀の香りって
恥ずかしすぎるから
「もっと欲しいんだろ?」
カプリ、と軽く歯を立てられれば、ビクッと身体が震える。
「ぎ、んじ、さ...ぅあッ」
しつこいくらいに首を舐められ、ゆっくりとその舌は鎖骨辺りまで降りていく。
「ひぅ....ッ」
悲鳴にも似た声が、時々溢れてしまう
ああ、だめだ
気持ちい
「ぅあッ!」
そう思った瞬間、俺は銀司さんに抱きかかえられていた。
「ちょ、やだ、おろし...ッ」
ふと目があった銀司さんの、熱のこもった瞳。
その目を見ただけで、身体の芯がゾクゾクと震えるのがわかった。
ふわ...とベッドに降ろされ、ゆっくりと髪の毛を撫でる銀司さんの手をとり、きゅっと、軽く握った。
めっちゃ恥ずかしいし
多分俺、今顔真っ赤だけど
そんなことどうでもいいくらいに
銀司さんが欲しい
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