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No. 1
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「なにここ、汚…しかも不良多い…」
普段あまり喋らない僕でさえ思わず呟かずにはいられなかった。
ここが県一番の不良高だってことは元から知ってた。
でもこんなに多いとは思はなかった。まぁ多いから不良高って呼ばれてるんだけどね。
そんなことを考えながら落書きでもはや校門ではなくなった校門を不良達と通り自分のクラスを見に行く。
クラスはA~Dの4クラスある。
「僕は…1-Cか。」
はぁこれから入学式か…だるいな。サボろうかな。
まぁ初日だし行ったろか。
教室に入って最初に目に入るのが色とりどりの頭。
そして倒れた人。
席取りで負けたんだろーね。御愁傷様。
席も自分たちで決めろってことか。
教室を見回して、空いていた廊下側の一番前に座る。
ちょっと早く来すぎた。まだ15分もある。
ヤバい眠い…寝る。
寝ようと、着ていたパーカーのフードを深く被って机に突っ伏する。
扉の開く音がして目を覚ます。どうやら先生が来たみたい。
先生はイケメンで20代後半くらいに見える、でもチャラそう。
先生が来ても不良達は御構い無しに喋り続ける。
「おーい席つけ。」
めんどくさそうにそう言うとあくびをした先生は言うことを聞いてない不良達を見て
「ま、いっか。」と言って勝手に話し始めた。
「これから入学式を行う。えーっと、座るところは‥教員側だってよ。」
うわぁ適当。まぁその方が熱血系の先生よりマシか。
「お前らー廊下に並べ。」
聞かないだろと思ってたけど、そこらへんは素直に並ぶ不良達。
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