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一目惚れ…?はて、お米か何かですか?
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「会長、俺もうつかれた。こいつウザいもん。無駄にナルシストだもん。」
「まぁ、言ってやるなよ春原。
転校生…槙野だって、好きでこんなことしてるわけじゃないと俺は思うよ?
なんか、こう…黒縁瓶底メガネの前髪伸びっぱなしで地味だったけど、キャラ作りして、見た目変えて、一生懸命に努力したかもしんないじゃん。鏡の前で『俺は人気者!俺は人気者!』とか毎日言っちゃってぇ。
定番のBLみたいにさっ!それが攻めだぜ?!いいじゃんか、努力型攻め。
ナルシスト攻め。
俺は好きだぜ?」
「好き、だと…っ?!」
「会長、論点変わってる」
おっと、春原がしゃがみこんでうなだれ始めたぞ?!
あ、俺の素晴らしい話に感動して打ち震え、ついでに槙野に惚れたか?!
いいぞいいぞ、その調子だ!!
海斗は、何やら呆れてるけど、そんなの気にしない!
すると、槙野は俺の方に向かって歩いてきた。
すごいスピードで。
ーーーカツカツカツガヅッ!!
転校生って、競歩の選手だっけ?
あと、無駄に星飛ばしてくるんだけど。
あ、怖い怖い。
槙野は力強く俺の肩を掴んだ。痛い痛い!!
「痛いなあ。
いや、転校生。君が今、向かうのは春原のほうだろう?
なんか、『俺の魅力に気づいたか、奏。』とかで、ちゅー、するんだよね。きっと。
あぁ!いいね!二面性がある攻めも!ギャップね!ギャップ!表じゃ優男で裏じゃドSの申し子。とかがいい!」
「ーーーねぇ、一目惚れって信じる?」
「ーーへ?」
一目惚れ…?
はて、お米か何かですか?
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