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転校生出現!
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転校生は葵という名前の地味な眼鏡で、俺は珠希に声を潜めて言った。
「あいつ、地味だよな。絶対友達できねえよ。暗いし。」
俺の言葉を聞いた珠希はただ、ただ冷たい目で俺を見た。
俺はそれが面白くなくて顔を伏せた。
(なんだよ。お前、何か言えよ。つーかなんでそんな目で見るんだよ。)
この時は、まだあいつの気持ちがわかってなかった。だからこそ、あんな風に関係が崩れていくことも知ることができなかったんだ。
なんで俺はあの時顔を伏せたんだろう?
もう一度珠希に視線を移していれば気づけたのに。
珠希が転校生を見る目に。
《後悔シテモ手遅レデ、何デアノトキ俺ハ》
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