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なぜ泣くの?【黒子Side】
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朝になり、教室に入る。
僕を見つけてくださった数人の方が「おはよう!」と声をかけてくれる。
それに僕も「おはようございます」と返す。
席について読みかけの小説を読む。
しばらく小説を読んでいると黄瀬君が入ってきた
黄「おはようッス!」
黄瀬君が元気に挨拶をして教室に入ってくる。
黄黒『黒k…/黄s…何でもないっす/何でもありません』
何故か途中で言うのを止めた黄瀬君。
そして、僕も言うのをやめてしまった。
嗚呼…やっぱり黄瀬君も僕のことを嫌いだったんですね。
なら、よかったです…
え?
良かった…
何が?
なんで。
泣いてるんだろう?
良かったら泣くはずないじゃないか。
なんでこんなに涙が。
そう思いながら僕は急いで腕に顔をうずめる。
どんどん涙が溢れてくる。
とても悲しい。
この気持ちは…?
きらい?
キライ?
嫌い?
何が?
何が嫌い?
君君君。
黄瀬くん
そんなわけある?
あるないあるない。
どっちでもない。
本当に意味がワカラナイ
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