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さようなら。【黒子Side】
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おはようございます。
そう呟いた。
珍しく、黄瀬君は僕よりも先に来ていました。
今日は考え事をしていて、来るのが遅くなっていまいました。
嗚呼、昨日告白されたのは夢だったんですよね。
なんでこんなに悲しいんですか…?
こんな悲しい思いするのならば…いなくなっちゃえば…?
どうせ、黄瀬君だって…
僕の事好きじゃないんですよね。
遊び半分だったんですよね。
大体、男に告られるなんて、おかしいじゃないですか?
そう、どう返事をするか試したかったんでしょう。
ズキッ
僕は君のことが好きですよ?
黒「アハハッ!」
静かに嗤う。
痛いよ。
心が。
親をなくした僕はよく分かる。
一人は怖い。
孤独は、怖い。
でも、また一人に…
好きな人に遊ばれて、一人になるんだったら自分から一人になったほうがマシです。
嗚呼、本当にもう僕は幸せモノですよ?
シアワセ。幸せ。死合わせ。
最期に君に嘘でも、告白されて嬉しかったです。
本当にありがとうございました。
そして
黒「さようなら」
僕はそう言って屋上から飛び降りた。
水色の髪の毛が赤く染まっていった。
周りからは、悲鳴。
そして、意識がなくなる前に聞こえたのは、
君の声だった。
------ ✂︎キリトリセン ✂︎------
いつから、屋上にいたかとか気にしたら負け
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