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ひとり
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「うん…」
P-Pの言葉に頷くと
少しトーンを落とした声で呟く。
『…レトさん。』
「…っ!!////」
『あはは、ゼロ距離からの囁きはマズイかな?』
楽しそうな声が囁いてくる。
声が耳の奥まで響いて、声だけが頭を支配する。
俺…なんで、外音遮断性の高い
ヘッドホンにしたんだろう…失敗した…
「ま…まずい…と、おもう…」
『…ん~でも、
まだちゃんと喋れてるから平気だね』
「…!?」
『じゃあとりあえず…リビングに移動して。』
「…ここじゃ、駄目…?」
『うーん、寝室は駄目かな。
…汚れても掃除しやすい所に行こうよ』
「~っ////」
『あははっかわいい、かわいい!』
「…い、行けば…いいんでしょ!」
『あっそうそう、キヨ君の忘れ物があるはず。』
「えっ…?」
『あったら、一緒に持って行ってくれない?』
そう言われてベッドの上から辺りを見渡すと
俺の物じゃない、大きな袋が落ちていた。
それを一先ず手に取ってみる。
「これかなぁ…エコバッグ?」
『そそ、昨日買い物したやつらしいよ』
「へぇ…」
『…それもって、リビング行こうか……ねっ?』
「んっ…!…うん…」
時折低い声を出されて
体が勝手に感じてる。
いつから、こんなに感じやすくなっちゃったのか…
俺には分からない。
…もしかしたら、俺は
実は昔から、そういう体質なのかもしれない。
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