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執着
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花巻side
俺の言葉に反応して帰ってきた言葉なのかそれともただの偶然なのか
声が聞こえた方向を探す
花「くに、み…?」
国「はい、こんにちは」
花「どして、おまっ…!?」
国見は俺が話し終わる前に俺の腕を引き人目のつかないところへ連れて行った
国「いきなりこんなことして、すみません」
本当に申し訳なさそうに謝ってくる後輩に少し驚いた
花「え、あーいや、大丈夫…で、何かあったのか?」
国「まぁ、そうですね……それより花巻さんは何があったんですか?」
いつもは眠たそうに閉じかかっている瞼を持ち上げ真っ直ぐにこちらをみてくる国見はいつもとは違い少し怖いとも感じた
花「…い、いやなんもねぇよ?」
国「松川さん」
花「えっ……」
その名前に反応してしまいしまったと思った時にはもう遅かった
国「やっぱりなにかあったんですね」
花「……じ、実は―――」
全てを話終えてから国見は口を開いた
国「……キス、されたんですか」
花「え、お、おう…//」
改めて言われると恥ずかしくなり顔が赤くなっていくのが自分でも分かる
国「…っ、花巻さんは松川さんの事好きなんですよね…」
花「………うん///」
国見は何を考えてるのか分からないだからこそバレーには有利だがこういうときってどうすればいいのか正直分からない
国「…俺、好きなものは絶対自分のものにしないと気がすまないんです」
花「そ、そうなのか…?」
確かに国見の塩キャラメルへの執着心はすごいなと思う
国「はい、なので…花巻さんの松川さんへの気持ちは無かったことにさせてもらいます」
花「は、はぁ…ッ!?」
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