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期待
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松川side
朝練が終わりいつもは花巻を待ってクラスまで見送って行くがもうその必要はないよな
花「んじゃお先」
国「お疲れ様でした」
ほら、俺はもう必要ない
松「おう、じゃあな」
そう言って答えると及川が俺のとなりに来た
及「まっつん、大丈夫?」
今まで誰もかけてくれなかった言葉に危うく涙が溢れそうになったが心配をかけないためにも無理をした
松「……大丈夫、だから」
及「あー、もう!マッキーは何してんのさっ!!」
松「…花巻は」
及「え?」
松「花は悪くない…それとな、俺はもう花の事をそういう目で見ないって決めたからもう大丈夫だ」
そう言って及川と二人の部室を出た
部室の扉の隣には岩泉がいて正直驚いたが及川を待っていたんだろう
岩「…すまん、聞いちまった」
松「…気にすんな、もう終わったことだし、な?」
岩「松川、花巻は本当にお前の事を…」
松「…やめろよ、これ以上期待させないでくれ…じゃあな」
岩泉は俯きながらおうと呟き俺はその場を去った
――――――――
岩泉side
松川が去ったあとすぐに及川が出てきた
及「岩ちゃーん!おまたせ!」
岩「あぁ…」
及「ねぇ、岩ちゃん」
岩「なんだ」
及「何であの二人はこんなにもすれ違っちゃうんだろうね」
岩「……そうだな」
俺には、いや俺たちには多分わかんねぇ感情なんだよ
だから、頑張れとしか言えねぇ
及「岩ちゃん、岩ちゃんは俺の事ずっと好きでいてくれるよね」
不安そうな面持ちで及川が俺に問う
答えなんて決まっているじゃないか
岩「あたりめぇだ、お前が嫌だって言っても離してやる気なんか微塵もねぇよ、だからそんな顔すんな」
軽く頭を撫でてやると嬉しそうにセットが崩れると言っていてここが家であったら危ういなと思いながらクラスへと向かった
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