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ずっと
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花巻side
松川の唇が俺の唇に重なり合い舌を入れ込まれる
その行為が嫌なのに、こんなにも辛いのに
――受け入れてしまう自分がいる
松「ん、嫌なんじゃなかったの?」
ニヤリとしながら俺に尋ねてくる松川は俺が見たことのない松川
まるで別人
花「はぁっ…ん…、っふ」
松「花巻ったらそんな顔しちゃって…俺じゃなかったらどうなってたかわかってる?」
さっきまで強引に事を進めていた松川は何処にいったのかと思うほどに優しくて俺の目からは自然と涙が溢れてた
花「っ……ごめん、なさいっ…」
そう言うと松川は少し驚きながらも俺の頭を撫でる
松「……花」
ずっと、ずっと呼んで欲しかったこの愛称
松川だけが呼んでいて
俺にとっての精神安定剤みたいなもの
花「まつ、まつっ…」
俺は夢中で松川に抱きついた
松「…花は、俺といてホントに幸せになれるの?」
花「まつかわじゃなきゃ、やだ」
松「じゃあ、なんで国見と付き合ってるの…?」
これを言えば俺は卑怯なやつだと思われるかもしれない
松川に嫌われてしまう可能性だってある
けど
花「全部、話すよ」
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