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黒子と黒尾
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10年前…
テツヤ「い、嫌だよ!!鉄朗兄さん!!離れたくないよ!!」
鉄朗「テツヤ…。仕方ないじゃないか、母さんと父さんが離婚して、父さんは俺を…。母さんはテツヤを引き取りたいと言ったのだから…」
テツヤ「嫌だよ…僕は…ずっと鉄朗兄さんと…一緒がいいよ…!!なんで一緒にいちゃダメなの?!なんで離れなきゃいけないの!?ねぇ!!何でよぉ…!!」
鉄朗「………ごめん…、ごめんなテツヤ…絶対に…また会おうな…」
ぎゅっ!
母「テツヤ何してるの!はやく行くわよ!!」
父「鉄朗!はやく行くぞ!!」
鉄朗「はい、父さん…今行きます。じゃ、またなテツヤ…」
テツヤ「絶対に!!絶対にまた…会おうね…兄さん」
あれから10年がたって僕は中学3年生になった。
通っているのは今のアパートから徒歩30分の帝光中学校。
キセキの世代と呼ばれる者達が通う中学校だ。
そして僕は……
〜帝光中〜
バスケ部員「なんでお前なんかがレギュラーなんだよ!!お前なんかパスしかできねぇくせに!!」
バスケ部員「パスに特化した選手なんかパス以外で使えねぇのに!!」
バスケ部員「俺らのが練習してるのに!!」
『なんでお前なんだ!』
『脳ナシ!』
『クズ!』
『死ねばいいのに!』
そんな言葉はもう聞き飽きた…
僕は疲れた…
でも、それでも…この虐めの方がまだマシだった。
キセキの皆が助けてくれたから…
あの事件が起こるまでは…
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