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敵の基地で踊りましょう
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ぴちょん,ぴちょん,....
水滴の落ちる音がする。
四郎ちゃんが何かまた実験でもしてるのかな...
はぁっはぁっ
犬....?
荒い息使いが聞こえる。
身体がやけに熱い。
そう思って目を開けた瞬間,嗚呼,とため息ついて現実に戻ってくる。
俺はドレスのまま縛られ,猿轡をはめられていた。豪奢なベッドだが少し埃っぽい。雨漏りもしている。そして何より,目の前にいるさっきの男。
てめえ興奮してんのかよ
俺の身体を服越しになぞり,楽しんでいたようだ。向こうも驚いた顔をするがすぐに笑みを浮かべて耳元で囁かれる。
「おはようお嬢さん。良い夢は見られた?」
いやらしい笑みを浮かべながら舐めるような視線で問う。泣きも喚きもせずに相手の目を見返して首を振る。
「そうかい.?じゃあこれから良い夢を見せてあげよう。覚めることのないね」
低い声で囁かれると合図だったかのように俺の身体が熱を帯びる。
んだよこれ...
どこかむず痒く,耐えがたい熱。自然と眉が下がり,息が荒くなる。
やべえ,反応してる...
ドレスだから見えないが確実に俺は反応していた。悔しい思いを抱えてそのまま内股をすり合わせる。
相手が,俺の上にのしかかってきた。
「良い子だね...今,解放してあげるからね」
うまく力が入らない。縄を解かれ,今度はベッドについていた手錠と鎖に繋ぎ変えられる。くそっ...チャンスだったのによ...
両手を上げ.仰向けになった状態で足も繋がれる。篭った熱のせいでどうにもならないもどかしさに,呼吸がしにくい。
猿轡を外され,荒く息をすればそれに合わせて胸が上下した。
妖が,舌舐めずりをする。
嫌だ嫌だ嫌だ....!
ぎゅっと目を閉じて自分の油断を呪う。
妖が俺のドレスをずらして胸元を露わにする。
どうせ貧乳くらいにしか思っていないのだろう。俺の乳首を甘噛みする。
四郎ちゃん以外にされるのなんて苦痛でしかないのに今は感じてしまう。
だらしなく声を出し、腰をそらす。
「いやっ....!!」
「感じるだろう...?少し薬を使ったんだ」
ああ...そういうことか....
ふん,と鼻を鳴らす。
「歳食ってもたないからって道具に頼るなよ」
やべ,完全に火に油を注いだっぽい。妖がふざけるなといいながらスカートに手を突っ込む。
這い進んで来た手は俺の秘部に触れた。
相手の顔がこわばる。
「男か....まあいい。面と身体が綺麗なのには変わりねえ」
両刀かよ
舌打ちするより早く妖は俺の首筋や胸に吸い付いて痕をつける。
その間に下着を下ろし,後ろへ指を突き立ててくる。
「んぁ..っやめ...ろっ」
がちゃがちゃと手錠を揺らして抵抗する、俺の胸の上で妖がほくそ笑む。
「気持ち良くしてやるよ坊ちゃん」
そう言って自分のズボンを下ろし,その股間のものを露わにする。
でけ..
さすが妖,と感心するより早く俺の脚を掴み,開かせる。じたばたと抵抗も虚しく蕾へあてがわれる先端は先走りで濡れていた。
「やだっ助けて...!四郎ちゃ...!」
俺が叫んだその時だった。
パリーン
窓ガラスが割れる。
逆光でよく見えないけど俺にはわかる。俺の王子様だ。
「四郎ちゃん!!!!」
「許さねえ...!!!!」
俺の姿を見るや否や怒っていた顔を益々恐ろしくして静かに足音立てて近づいてくる。
「どうやってきた!てめえ!」
妖はびびって俺から離れた。四郎ちゃんの目が怖い。何も言わずに近寄り,妖にさらりと術をかけ,動けないようにする。かっこいい...
妖が何か叫ぶもそれに気にせず四郎ちゃんが俺の手錠の鎖を金属断の術で解く。
「はーあ,どうなるかと思った」
内心怖かったけど,強がってみせる。ずり下げられていた女性下着を履き直し,立ち上がる。
ドレスはびりびりに破けていて,俺の身体を包む元気はなく,立ち上がるとすとんと降りた。
まあいいか,動きにくかったし
下着一枚とヒールという,まあぱっと見変態的な格好だが気にすることはない。俺はゆっくりと妖に近寄った。
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