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「う……んっ、はぁ…」
「どんな感じ…?」
「…わかんねっけど、はあっ、違和感しかねぇっ…!」
ジェルを纏った指を一本、皐月のナカに埋め込んだ。ゆっくりと、時間を掛けて。一本くらいだと割とすんなりと埋め込むことができ、初めて触れたナカはとても熱くギチギチとしていて、どうしようもなくなって熱を持った息を吐いて胸に溜まるモヤを吐き出した。
指を抜き差しして、頃合いをみてジェルを足して。奥へ奥へと行き渡るようにジェルを塗り込む。
そうしているうちに皐月のナカにある指は三本となっていた。もちろん、皐月の気持ちいいポイント、いわゆる前立腺というのを探した。見つけたソコを弄ると、ビクッと皐月の腰が浮くのに、ゴクリと唾を飲んでまたそこを目指した。
「はぁ…っ、すご…ぐじゅぐじゅ…」
「あぁっ、んん、ふっ…そ、う…!颯!やだっ、やめろ…なんか変っ…!」
「変…?気持ち良くない?痛い?」
視線をソコから上へ上げると、瞳に涙を浮かべて真っ赤になってぎゅっと唇を噛む皐月が目に入った。
「皐月っ、皐月っ…噛まないで、痛い?なにが変なの?」
「はぁっ……ふっあ、なんか、あついっじんじんする!…ふっううあ、あぁあ、やだ…ぁ」
「あ…このジェル催淫効果もあるやつだから、かも」
「ンんっ、あっ、やっ…そう、そうたっ、はぁ…ぁん、中っ、あつい…っ、ちんこもじんじんするっ、ふざけんな…やだ、たすけろっ…!そうた!」
初めてなので、皐月が痛がることなく快感だけを感じて欲しかったから、気休め程度にと催淫効果のあるジェルを選んでいた。まさかこんなに、逆の意味で苦しむとは思っていなかったけれど、皐月が必死に俺の名前を呼んで、助けてって、腰を揺らすから俺の興奮もピーク。
慌てる必要もないのに、はぁはぁと息を乱して急いで指を抜き、パンツと一緒にスウェットを脱ぐ。俺のソコは痛いくらいに腫れ上がっていて、下ろした時にパンツのゴムに引っかかってぶるんと揺れたのが恥ずかしかった。
「皐月っ、いれてい?へいき?」
「あ…はやく、しろっ…」
「皐月うつ伏せになれる?」
「なんでっ、」
「後ろからの方が受け入れる時の負担少ないって…」
「いいっ…やだ、お前の顔見れねえじゃん…っ、だから」
「うん、うんっ…!」
箱からゴムを取ってモノに被せる。それからジェルもまた手に取ってその手で自身を数回扱いた。そしてそれを皐月と繋がるべく場所に宛てがう。
「力抜いて、息はいてね」
「うっ、んんっ…は、はぁっ…んっ、ん」
キツイ。
ぎちぎちと、ぎゅうぎゅうに締め付けてくるソコは快感よりも今は痛いくらいで、息を吐いてそれをやりすごす。俺以上に辛いのは皐月だ。
「くっ……さつき、皐月ごめん、あと少しだからっ…」
「…う、く……いってぇ…」
「ごめんっ、抜いた方がいいよねっ」
「ふ、ざけんな…っ、こんくらい平気だっつの…は…ぁ、」
少し元気を無くした皐月の自身に手を掛け、気を紛らわせるようにそれを弄った。すぐに皐月はジェルの効果もあってか再び快感を得て、声色にそれを滲ませていた。
「んんっ…」
「っ、入ったぁ…」
皐月の臀部に俺の腿が当たる頃にはお互い息も絶え絶えで、俺に至っては興奮だとか焦りだとかで色々とこみ上げてくるもんで、それが涙となって目に溜まっていた。
「はぁ…なに泣いてんだよ」
「あ、はは…なんでだろ、分かんないけどなんか…胸いっぱいで…」
「やめろよ俺まで泣きたくなるだろ」
「そんな、皐月だってもう泣いてんじゃん」
「えっ」
確かに皐月は泣いていた。それは前戯中の快感からくるものもあって、それでも今皐月の目から垂れている涙はきっと、俺と同じ思いから流れる涙だろう。皐月と、一つになって、胸が幸せでいっぱいだ。
「夢みたい、皐月とこうしてることが」
「颯…」
「好きだよ皐月」
皐月の手を取り布団に縫い付けて、ぐっと身を屈めてキスをする。
「あっ…そ、う…はあっ…」
「ん、皐月っ…すき」
「……っおれも、おれもすきだ…!」
今なら死ねるかもしれない。なんかもう、このまま繋がったまま溶けてしまいたい。小説ではよくある表現だけど、本当にそう心から思えてくる。これが幸せなんだなって、思った。
「あ……んっ、ほら、はやく動けよ…もう中、かゆくてしかたねえんだっ…」
「ん、動くね」
そこから先は、壮絶だった。
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