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47 過去編
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そんな時、お義父さんが突然言いだした話だった。
「お前のこと、近々、そういう会社に売ろうと思ってるから。」
「…え?それって、その、どうい、う…」
「そのまんまの意味。
そこの会社は、結構大手でさ。その手の極意とかも教えてくれるらしいし、会計なんかも、全部やってくれるし。お前にとっては、願ったり叶ったりだろ?」
「でも、そんなことしたら…」
「うん。もう二度と自分の意思では外出できないし、ぶっちゃけ奴隷育成会社だからな。
お前とも、これでお別れだ。」
僕は反論した。
「お金はちゃんといれているからこのままでもいいじゃないか」と。
僕は激怒した。
「それくらいは僕に決めさせて欲しい」と。
それでも、もう契約してしまったからもう断ることができない。
するとすれば、莫大な違約金が発生してしまうことも告げられた。
もう、手段がないことを示していた。
こんな、愛していると言った人に売春行為をさせ、その子供をも売りに出して、借金を作りるような最低な義父親だったとしても、別れるのは辛かった。
これ以上誰とも別れたくなかった。
『お前とはもうお別れだ。』
その言葉が脳裏に焼き付いていた。
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