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どれくらいそうしていたんだろうか…。
お互い部屋に入れられてから一言も話さなかった沈黙を破ったのは優だった。
「あ、の…。お久しぶり、です…。」
なんとか蚊がなくような声で再開の挨拶をした。
69番は、迷ったようなそぶりを見せながらも、何処か吹っ切れたように、「久しぶり」と返した。
「えっと…、その、あ、の…、」
と、もごもごしている優に、69番はいきなりキスをした。
「なっ…!?おい!お前んとこの奴隷!ちゃんと躾けてんのか!」
「躾けてますよ?あれも、僕の指示ですし。」
開いた口が塞がらないとはまさにこのことだ。俺にはなにを言っているのか、全く理解できなかった。
「んっ…。なに、んぅ、…」
そうこうしている間にも、二人はキスをし続けている。
…エロい。
俺以外の奴とキスしてるのは許せないのに、いつもよりも優がかわいい。
俺には、畏怖の顔しかみせていないからかも…、なんて思うと悔しくもあるが。
「…おい。お前の方も、これ以上好き勝手させてていいのか。」
「さすがに僕も、これ以上はちょっと…。」
双方納得してところで、隣の優達がいる部屋に急いだ。
後ろで、「媚薬のませすぎたかなぁ」なんて言っていたのは、きっと空耳に違いない。
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