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支配する者
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正座をしていた安西は、尻を突き出した状態で床に突っ伏した。
「な、何すんだよっ」
今、自分を引き倒したのが金子だと思ったのだろう。咄嗟に文句を言った安西の尻を、白羽は空いている右手で思い切り平手打ちする。
《パシンッ!!》
「いっ…『安西、今の誰に向かって言った?』
耳元まで唇を近付けて問いかける。
「あ…」
《パシンッ!!》
「ひっ…」
『誰に向かって言った?』
先ほどよりもゆっくりと問いかけた。
「ああ、あの、俺はかねっ、金子だと思って」
『だそうだ、金子?』
「はい。僕は何もしていません。ここで次の指示を待っていました」
『んじゃ、安西、今こうしてお前に触れているのは誰だ?』
「し、白羽さん…です」
『つまり、俺に向かってあんな口利いたってことでいいな?』
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